お客様へのインタビュー
年間4件の応募が、ホームページ公開から半年で12件に増加!
そのうち6名を採用できました。
- Client のつはるタクシー
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佐久間 朋一 様Tomokazu Sakuma
- interviewer L-planning
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カスタマーサクセスマネージャー
中村冴里Nakamura Saeri
みなさん、こんにちは。パートナーライターのハシモトです。
今回は、ふたばタクシーグループのつはるタクシーの佐久間様に、新サイト制作を担当したL-planningの中村さんとともにお話を伺いました。
サイト制作に着手したきっかけから公開後の反響、今後の展望まで率直に語っていただきました。
インタビューでの言葉は、お客様が実際に発言された言葉そのままを載せています。ホームページ制作を検討されている方々の参考になれば幸いです。
- 目次
のつはるタクシーという会社を知ってもらうために
まず、採用に関してどのような課題を抱えていましたか?
正直全く応募が来ないっていう状況だったんですよね。いろんな策を打ってはいるものの「のつはるタクシーってどこの会社?」というレベルで、地域でもまだ知られていない状況でした。
求人票やハローワークの原稿、求人サイトの情報だけではやっぱり限界があるんですよね。
振り返ると、「情報が足りていないこと」や「発信の手段がないこと」が大きな課題でしたし、そもそもホームページがないというのは致命的だと、うすうす感じていました。
まずはそこをクリアにしたい──そんな思いからのスタートでしたね。
最も信頼しているのは、私たちの想いを形にしてくれるところ
今回、L-planningにサイト制作を依頼されたきっかけはなんですか?
グループ会社であるふたばタクシーのホームページ制作をお願いしたのが10年前。その時も私が関わらせてもらっていて、L-planningさんとはそこからお付き合いがあります。
L-planningさんがすごいのは、時として「私たちより詳しいんじゃないか?」と思うほど、業界のことをちゃんとリサーチしてくれて、その上で提案いただける点ですね。
こちらは素人なので「こういう風にしたい」っていう説明が下手じゃないですか。なんとなくフワッとした感じになってしまいますが、きちんと意図を汲み取ってくれるからいつも感心してるし、特に信頼している部分ですね。
ですから、今回もL-planningさんにお願いすることはごく自然な流れでした。他の選択肢は考えられず、L-planningさん一択でしたね。
制作の中で印象的だったことはありますか?
筒井社長も中村さんも、いきなり提案をするのではなく、大前提としてまず私たちの話を丁寧に聞いてくれました。私のつたない説明でも、真意をくみ取って的確に文章にまとめてくれるので、「それが言いたかったんです!」といつも感動しています。
表面的な見せ方どうこうというより、「なぜこの仕事をしているのか」「達成したい目的や伝えたい思いは何か?」というところをしっかり掘り下げてもらえる。そこがやっぱりいいところですね。
そうやってやり取りしていると、私たち自身が改めて自社の強みや魅力に気づけます。「うまく伝わらないな」と感じることは全くなく、こちらの思いをきちんと形にしてくださる――その過程が本当に楽しかったですね。
「選ばれる会社」になったという実感があります
新サイト公開後、実際にどんな成果がありましたか?
前年度、前々年度は年間で応募自体が4〜5件でした。その中から選ぶわけですから、採用はゼロみたいな年もあったんです。
しかし今回、ホームページ公開から半年で応募が12件、そのうち6名を採用できました。期待値が低かっただけに、この結果には驚きました。
8月の打ち合わせでお話をお伺いした時よりも数が増えてますよね。 9月の成果ですか?
そうです。9月にさらに1名増え、今後も入社予定があります。この数年間の苦労を思うと信じられないですね(笑)。
応募者の層にも変化があったということですが?
まず、必ずホームページを見てくださっていますね。求人サイトなどをきっかけに「のつはるタクシー」を検索し、ホームページを見ていただけることで、私たちのことを知ってくださる方が増えました。「会社の理念に共感しました」と言ってくださる方も多く、想いや価値観がきちんと届いていると感じています。
次に大きな変化として挙げられるのは、応募者の平均年齢が大幅に若返ったことです。以前は平均65歳以上だったのが約20歳若返り、平均49歳になりました。現場で働く従業員の姿が応募者にとってのロールモデルになるため、この平均年齢の低下は非常に大きな変化ですね。
それから、従来はタクシー経験者しか応募がなかったのが、ホームページ公開後はほぼ全員が未経験の方からの応募でした。「未経験でもやってみたい」と思わせるきっかけになったのがホームページだったんだと思います。
- のつはるタクシー様のホームページ
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そのホームページを基にして、もともと出していた各求人広告の内容も全部作り直しました。媒体ごとの表現にブレがなくなったことで、見てくれた人にこちら側の思いが伝わり、結果として応募者の質も変わったんだろうと推測しています。
応募の流れについては、どんな変化がありましたか?
従来は電話かハローワーク経由が中心でしたが、現在はホームページを見たうえで応募してくれる方が確実に増えており、流れはかなりスムーズになりました。
また「今日はホームページから来た」「次はハローワークから来た」といった形で、応募の入口も広がり、動線そのものが大きく変化しています。これまで準備していた仕組みがしっかり機能し始めていることがうれしいですね。こうした変化もまた新たな発見です。
今回の経験を通して得られた手ごたえはどんなことですか?
「選ばれる会社になったな」と実感しています。今のタクシー業界は「応募が来ない」「採用できない」が当たり前になっていて、採用できること自体が奇跡みたいな状況なんです。そんな中だからこそ、「また新人さん入ったんですか?」「最近何かされたんですか?」と、ハローワークや同業の方から声をかけられるようになりましたね。
同時に「ほらね」という気持ちもあります。ちゃんと考えて、思いを形にして世の中に出せば、まだまだやれることはあります。タクシー業界の人手不足の問題だって、見せ方ひとつで状況を変えられると思うんです。
この業界もまだまだ捨てたもんじゃないと、理念や理想に共感して応募してくれる人がいるのを見て、やっぱり伝え方次第なんだなと改めて感じました。
今回の取り組みはただの採用ツールづくりではなく、「会社の未来をつくるプロジェクト」だったと感じています。
L-planningさんとして、この成果をどう受け止めていますか?
大変嬉しく思っています。
今回のサイトでは、「Googleしごと検索(Google for Jobs)」にも最適化した設計を取り入れました。
求職者が「大分 タクシー 求人」といったキーワードで検索した際に、のつはるタクシーさんの情報が上位に表示されるよう工夫しています。
その結果、公開から短い期間でGoogleしごと検索でも1位を達成していて、本当に驚きました。
- のつはるタクシー様のホームページ
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公開後の数か月で最初の応募に繋がりましたからね。Googleの戦略も考えなきゃいけないっていうことで、平行してやっていたんですけど、気が付いたらいつも検索で一番上にいるなって。
競合が少ないという点もあったかもしれませんが、数値で効果を証明できたことで、L-planningとしても大きな手応えを感じています。
今後のサポートについて、どのように考えていますか?
のつはるタクシー様の求人成功事例を踏まえ、ふたばタクシー様のページ更新やコンテンツ埋め込みについてご相談いただいていたため、迅速に対応いたしました。
今後は、のつはるタクシー様の成果を活用しつつ、求人情報の更新や追加コンテンツの検討など、継続的なメンテナンスを通じて状況に応じた改善を進めていきたいと考えています。
筒井社長がいつも言っている「ただのホームページ制作ではなく、“伴走型のサポート”」という姿勢が、私たちにぴったりと当てはまったのは大きかったですね。
他の会社では、詳しいWebの知識が乏しく、不安を感じることも多いです(笑)
L-planningさんには費用以上に得られるものがありますよね。
信頼関係がしっかり成り立っているからこそ、どの提案にも疑いがありません。
目標は「日本で一番わかりやすい採用活動をしている会社」
今後の採用に向けての展望をお聞かせください。
今は順調に進んでいますが、数年で定年を迎える乗務員が一気に増える見込みのため、これからさらに大変になるのは確かです。より採用を強化していく必要があると考えています。
その中で私たちが大切にしているのは、「どれだけ人と出会えるか」ということ。お客様はもちろん、働きたいと考えてくれる方も含めて、人との接点を増やすことがとても大切なんです。
ただ、応募数を増やすには当然コストがかかります。その費用をどう抑え、成果につなげるかは重要ですね。予算100万円で3人採用するより、同じ予算で何十人も採用できる方が理想ですから。だからこそ、「応募数の増加」「コスト削減と効率化」「平均年齢の若返りと長期的な人材育成」――この3つは欠かせません。
また、採用業務は担当者が孤立しやすく、周囲も関わり方が分からないという課題があります。そこで、誰でも扱える仕組みを整え、社員全員が会社の未来を一緒に考えられるようにしたいと思っています。目標は、「日本で一番わかりやすい採用活動をしている会社」になることです。
さらに「安心して働ける環境」「地域とのつながり」といった点も発信し、「のつはるタクシーで働く意味」を感じてもらえるようにしていきたいです。
最後に、L-planningへの今後の期待、要望を教えてください。
お互いに遠慮や余計な気遣いがなく、率直に話し合える関係だと思っています。今後もぜひこの関係を続けていきたいですね。「良いものがあれば、ぜひわが社に一番に提案してほしい」と思うくらい信頼しています(笑)。
一般的に、Webやクリエイティブの仕事はコミュニケーションが難しいと感じることもありますが、L-planningさんには最初からそうした不安が一切ありませんでした。初めての打ち合わせの時から、笑い合いながら良い雰囲気で一緒にホームページを作り上げてこられたことが、とても印象に残っています。
普段からべったりではないけれど、目的・目標・ゴールにきちんと向かえる関係性が大前提です。
そのうえで、「どうせなら道のりも楽しくあったほうがいい」と思わせてくれる、信頼できるビジネスパートナーだと心から思っています。これからも変わらずにいてほしいです。
佐久間様。ご多忙の中、取材にご協力いただきありがとうございました!