ヒットの正体?! 潜在ニーズを活用した商品発想
大分のホームページ制作会社 L-planningの筒井です。
先日、スタッフから薦められた書籍「ヒットの正体」を読んでみました。
著者は山本康博氏。代表的な商品としては
・リアルゴールドの缶代
・ぎゅっと搾ったレモン水
・充実野菜
などの企画をはじめ、缶コーヒーの「ルーツ」などを立ち上げた方です。
その仕事術という部分を様々な角度から紹介された内容でした。
興味深かったのは、統計調査ではなく、人がそもそも持っている
「潜在ニーズ」
に着目した商品企画を行っていること。
潜在ニーズを引き出すひとつの要素が「文句」だと氏は語っています。
私もアイデア出しや商品の企画を思い描いたり、クライアントと話たりするのは
大好きですが、「文句」をベースに考えるという発想はこれまでなかったように
思います。
「文句」というのは、その商品が、
「もっと◯◯だったらいいのに!」や「こうなれば、△△にも使えるな〜」と
商品に愛着や関心があるからこそ、でてくる言葉です。
ということは、その背景をしっかり汲み取って、これまで世になかった商品や
企画を送り出すことができるということになります。
潜在ニーズを発見する上で、覚えておかないといけないことは
「常識にとらわれない」
ということ。
特に業界が長くなればなるほど日々の「あたりまえ」が積み重なり、
変化に疎くなってしまいがちです。
周囲の声に柔軟に、素直に聞き入る力や受け入れる姿勢が非常に重要ですね。
あらためて気づきをあたえてくれた一冊でした。