〜L-Planningの働き方改革(1)長時間労働の削減に向けて〜
L-planningの筒井です。
ご存知の方も多いかと思いますが、2019年4月から「働き方改革関連法」の施行がスタートしました。
今回は、「働き方改革」に関する弊社の試みを一部ご紹介したいと思います。
「働き方改革」は会社の負担が増える?
「働き方改革」の施策のひとつに、「長時間労働の削減」があります。
スタッフひとりひとりの勤務時間が短くなれば、成果が下がってしまうのではないか?
そう心配している経営者の方も多いのではないでしょうか。
私たちのような制作会社も、やはり長時間労働になりやすい業界です。
単純に勤務時間を減らすだけでは、とてもではありませんが、仕事が回りません。
ただし、これは、「従来通りの働き方を続けていた場合」の話。
時間が削減されるのであれば、今まで以上に効率よく仕事を進め、生産性を高めるしかありません。
つまりこれは、今まで以上にスタッフひとりひとりの生産性をあげるチャンスかもしれない。
私は、「働き方改革」をひとつのチャンスとして受け止めることにしました。
- 生産性を高めるためにはどのような環境や制度を作ればいいか?
- トータルの勤務時間を抑えるために、カットできる時間はないか?
例えば、会社への通勤時間。
お客さまとの打ち合わせで発生する移動・待機時間。
この「時間的コスト」は、やり方次第で確実に削減できるはずです。
しかし、環境を変えないままスタッフに「時間を削減しなさい」「無駄を省きなさい」と指示を出すだけでは当然効果はありません。
- スタッフ全員が同じ時間に会社に来て、デスクトップパソコンで仕事をする。
- 遠方のお客様のもとにでも何度も足を運ぶ。
長らく当たり前だったスタイルを、いよいよ根本的に考え直す時期がきたのです。
サイボウズ株式会社への訪問が大きなきっかけに
幸いなことに私たちの業種は、パソコンさえあれば場所を選ばずに仕事ができます。
この「ちょっとした時間」を削減し、作業時間にあてることで大きな成果を出すことができるのではないかと考えました。
実際に職場環境を整えよう、制度を作ろうと思い立ち、2019年2月、同業種であるサイボウズ株式会社様を訪問しました。
(スマートワーク時代にあるべきオフィス!サイボウズ株式会社へ訪問してきました)
結果としては、このサイボウズ社の訪問は、私の意識を大きく変えるきっかけになりました。
サイボウズでは、在宅スタッフを交えたWebミーティングが盛んに行われています。
実は弊社でも、お客様との打ち合わせや、スタッフの在宅勤務を想定して、「Web会議システムを取り入れよう」という話は何度も持ち上がっていました。実際、Webカメラを使用した打ち合わせにチャレンジしたこともあるのですが、弊社に習慣として根付くことはありませんでした。大型プロジェクターまで用意したのに・・・。
しかし、サイボウズ社では、誰もが気軽にWebカメラを使用したWebミーティングに参加しています。
私たちL-Planningと、サイボウズ社では何が違っていたのでしょうか?
弊社とサイボウズ社の違いは、もちろんさまざまなありますが、ひとつ確実に言えるのは、
「Webミーティングを行うための設備が違った」
ということでしょう。
サイボウズ社にはミーティングルームが数多くありますが、どの部屋にもWebミーティング用のディスプレイが設置されており、スタッフがノートPCを持ち寄ってスムーズにミーティングを行っていました。
2台設置されているカメラは自動的に話者の方角を向く機能を備えており、音や映像にもこだわったハイクラスの設備です。
私たちはというと、まずプロジェクターを出し、スクリーンを設置、配線を整え、プロジェクターが起動するのを待つという流れが必要でした。正直なところ、準備が面倒くさいのです。
そこで、Web会議専用の大型ディスプレイを導入し、ハドルスペースに常設することにしました。
今回設置したディスプレイは、パソコンの接続を検知して自動で電源がON/OFFになり、発表者が交代する際に他のPCを接続すると自動で入力が切り替わってくれます。会議の準備や最中に手間取ることがなくなり、もちろん置きっ放しなのでセッティングや片付けの手間がなく、とても楽です。
ディプレイを取り入れ、Webミーティングを習慣化できない原因は「ちょっとの面倒」だったのだとつくづく実感しました。
設備は大事だと思ってはいましたが、この「想像以上に楽で簡単」は、実際に使ってみなければわからなかったメリットです。
この大型会議専用ディスプレイのおかげで、遠方のお客様や外部パートナー、出張中のスタッフと気軽に打ち合わせができるようになりました。
L-Planningの働き方改革への取り組みはまだまだあります。
〜L-Planningの働き方改革(2)時間コストの削減・多様化〜に続きます。