「選ばれる理由」を作り出し、維持し続けるための「戦略をつくる」

by Tsutsui · 2015/01/27

本日は書籍のご紹介。
私が尊敬しているコンサルタント「権　成俊」氏が先日、新書を発表しました。

権氏と直接の面識はないのですが、彼のセミナーには何度か参加させて
いただいたり、Webマーケティング関連の書籍も多々見させていただいています。

以前は弊社も「会社概要」を中心としたホームページを作っていた時期も
ありましたが、クライアントの利益に直結し、更にはその先の社会も
良くしていくという「戦略型」のホームページの制作に切り替えることが
できたのは、権氏の考え方を学び、共感する部分があったためです。

そんな権氏が今回、新刊を発表したとのことで早速拝見させていただきました。

タイトルからして、「えっ！？」と思ってしまう方もいるかもしれません。

現在、インターネット上のサービスは加速して増加していっています。

中でも、これまでなかったメーカーの参入により小売店はさらなる厳しい状況を
強いられているのが現実です。

メーカーや資本力の強い企業は更なる投資を行い、
マルチチャネルからオムニチャネルへとシフトして行っています。

オムニチャネルへの切替は、社内システムをまるごと変えるようなもので、
中小企業がなかなか手を出すには大きな費用が発生します。

またオムニチャネルに切り替えたからといって大きな売上に直結するか？というと
そうでもないため、中小企業はなかなかシフトしていくことができないのです。

しかし、時代はオムニチャネルに変化して行こうとしていますので、
結果、お客様をメーカーや大手に取られてしまうという流れになってしまいます。

書籍で取り上げられていた事例は、そのような環境の中、

が詳しく書かれています。

決して特殊な企業の事例ではなく、身近な業種の事例ということもあり、
私たちとお付き合いのある客様でも似たような状況が多々あるなと感じました。

現在、売上の上がっていっているホームページを運営する
お客様（経営者の方）は、書籍で取り上げられていた事例のように
常日頃から「カイゼン」を考え、お客様と真摯に向き合っている行動を
良くみかけます。

これには弊社のスタッフも心を打たれ、一緒に伸びていかなければ！と
良い刺激を頂いているのも事実です。

私たちにいただく相談の中にも、サービスや商品をみていると特徴がなく、
これでは価格競争になってしまうしかないよね、ということが多いのも事実です。

「差別化」と言うこと自体は簡単ですが、それを競合がマネデキナイ
「優位性」を作ることに中小企業はもっと注力しないといけないといけません。

それをお手伝いすることが、私たちの目指すべきミッションだと思っています。