現役宇宙飛行士の油井亀美也さんによる講演会「未知への挑戦」から得た気づき
「海と宙(そら)の未来」展(10月2日~11月25日)の関連イベントで、10月16日にiichikoグランシアタで開催された、現役宇宙飛行士の油井亀美也さんによる講演会「未知への挑戦」に参加してきました。
講師の油井亀美也さんは1970年生まれの48歳。
2009年にJAXA入社し2011年に国際宇宙ステーション(ISS)搭乗宇宙飛行士の認定を受けた現役宇宙飛行士です。
2015年からISSに約142日間滞在し、現在はJAXA宇宙飛行士グループ長でもあります。
私自身、幼いときには何度宇宙飛行士になりたいと思ったかはわかりません。
今は宇宙飛行士というよりも近い将来宇宙に旅行に行けるようになるという技術の進歩に期待している一人ではありますが、子供のときから変わらず憧れの職の一つでもあります。
講演には高校生や小さなお子さんも多く参加しており、またライブ配信で県内の小学校と繋いだりと、自分が子供の時にこんな機会があったらなぁと羨ましさを感じながら拝聴していました。
講演では油井さんが宇宙飛行士を目指したきっかけや試験を受けるための準備、JAXA入社後の訓練の様子や宇宙空間での活動の紹介などトークと映像を交えた1時間という短い時間でしたが、現役宇宙飛行士から話を聴ける貴重な機会になりました。
印象的だったのは、道を開く方法。
- まずはやりたいことを決める(自分の能力で目標を決めない)
- 目標に向かって頑張る(すぐに製菓は出るとは思わず、迷うときも立ち止まるときもあるが、基本的には目の前のことに一生懸命取り組み続ける)
- 互いに夢を語りサポートしあう
仕事でもそうですが、好き嫌いなことは誰でもありますよね。
やっている事自体に、これ意味あるのかな?と思うことも多いかと思います。
嫌いなことがあったら?
嫌いなことを好きになる方法を考えてみる。自分が嫌いなことを好きな人はなぜ好きなのか?ということを考えてみるという新たな視点からの気づきを得た感じです。
理由がわからなくても取り組み続けることで道は開け、いつかは自分の糧になっていく。多くのことは物事を好きになれないのは無知によるところが大きい。
物事を学び、好きになること=自ら才能を作り出すこと と。
仕事の忙しさにかまけ「学ぶ」ということを怠ってはいけませんね。
忙しいとついつい後回しになってしまいますが、「学べる」というすばらしい機会をしっかりと活用したいと思います。
最後に、油井さんが考える人類の素晴らしいことの3つ
- 未知に対して夢をもてる
- 夢を共有できる
- 仲間とともに得た成果を次の世代に伝えれる
すばらしい講演をありがとうございました。