クレドによる企業(経営者)価値観の共有
こんにちは。L-planningの筒井です。
弊社は今年の7月で8期目を迎えるのですが、創業時は私を含めて4名しかいませんでした。
それが今ではありがたいことに10名近くまで増えて、一緒に働いてくれています。
経営者としては非常に嬉しいことですし、やりがいを感じることも多くなり、まだまだ多くの雇用を生んでお客様や地域に貢献していきたいという気持ちが膨れ上がっているのですが、人が増えてくると4人だったときには起きなかった課題も出てきます。
その中で「企業(経営者)の価値観や想いをどのような形で伝えるか」というのを創業時から常に考えてきました。
4人で仕事をしていた時は、もともと前職から一緒に働いていたということもあり、私と社員の距離も今以上に近く、会社の方向性や考え方はわざわざ「場」をつくらなくても伝わっていたんではないかという気がします(勝手に思っていただけかもしれないですが 笑)
そもそも社長次第では50人いても100人いてもしっかりと想いを伝えられる方もいると思います。
ただ私は演説するようなタイプではないですし、毎朝朝礼時に考えを話し続けるというタイプの人間ではありません。
また社長の力に頼ったトップダウンのワンマン経営ではなく、「チーム力」というのを大事にし、チームとしての力を最大限に発揮する会社にしたいという当初からの思いがありますので、なにかしらの形でその想いを伝えるものがないか?と模索している時期がありました。
クレドを利用した価値の共有
リッツカールトンなどが採用している「クレド」。当時は名前くらいしかしらなかったんですが、当時スタッフから「クレド」を利用してみては?という打診がありました。
クレドとは、企業理念に基づいた行動の指針を具体的に、且つ簡潔に記した小冊子です。
これを常に読み返し、理解していくことで、会社として社員としてどのように振る舞うべきなのかを確認したり、基本に戻ったりすることができます。
今でこそ内容をしっかりと把握し、自分自身の考えの一部となっていますが、「クレド」を初めて創ったのは、創業間もない頃でした。
そもそも企業理念ってなんなのか・・・というところからスタートし、日々売上を立てていくことが精一杯の時期だったため、こんなこと書いて読み上げても売上には繋がらないだろうと思っていました(今だから言えますが・・・)
内容は特別なことを書いているというわけではありません。どちらかというと「出来て当たり前」のことを明記しています。
- お客様に対する考え方
- 自分自身の振る舞い方
- チームとしての働き方
- 家族のこと
など私自身も共感し、且つ社員全員に守ってほしいと思っていることを載せています。
反対に言うと、「出来て当たり前」と思っていることに共感して貰えないのであれば、一緒に働いて行くのは難しいと思うものでもあります。
日々読むことで、浸透していく
当社では朝礼時にクレドを読み合わせ、その内容に対して感想を良いあうということを毎日行っています。
開始した当初は恥ずかしさもあり、なかなか想いを言うということは難しいなと感じたときもありました。
しかし同じ内容に対しての感想でも、
- 視点が変わってきた
- 良い気づきがあったんだな
と刻々と変化する感想をきいているだけで、スタッフの成長を感じることができています。
短時間で言いたいことをシンプルにまとめて伝えるという点にも功を奏している気がします。
振り返ると7年。
毎日続けてきたことが今になって大きな力になっていると実感する事が多くなっています。
4月からは新たに新入社員も入社しますので、良き文化として続けていきたいですね。