ユーザーの検索意図を把握し、ホームページに反映する方法
ウェブサイト制作の際に、クライアントから多くいただくご要望の一つにSEO対策があります。
Googleの技術進化で以前よりSEO対策に対しては技術だけの対応ではなくコンテンツの中身が重要視されるようになりました。
SEO対策というのは、シンプルにまとめると下記のような手順で行います。
1)キーワード調査とキーワード選択
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2)コンテンツ制作と内部対策
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3)外部対策
この中で最も大切な作業が、1)キーワード調査とキーワード選択です。
実はここでSEOが成功するかどうかの9割決まると言っても過言ではないんですね。
■調査方法と成約するキーワードの見分け方
キーワードの調査自体は、Googleキーワードツール(※1)のようなツールを使って行っていくので、やり方さえ分かれば誰でもできます。
しかし、難しいのはその中から、成約するキーワードを選択するのに少しセンスがいるのです。
例えば、Google(またはYahoo!)で「Webデザイン」と検索する人がいたとします。
この「キーワード」を検索する人はどういう人が多いと思われますか?
1.Webサイトのデザインを制作会社に依頼したい人
2.自分でWebデザインをしている人、もしくはしたい人
3.良いWebデザインやデザイン案を探している人
4.将来Webデザイナーになりたいと思っている人
5.その他
答えを見る前に少し考えてみて下さい。
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答えは3です。
その次が2や4で、1が一番少ないんです。
ホームページ制作会社にとって「Webデザイン」というキーワードは、それほど成約につながる集客キーワードではないんですね。
でもこの【Webデザイン】というキーワードに「会社」という言葉があわさった途端に、成約する集客キーワードにグッと近づくんです。
しかも「Webデザイン」というビックすぎるキーワードに比べて、検索エンジンでの検索数は少なくなるものの、「Webデザイン 会社」の方がはるかに上位表示になる可能性が高いんです。
しかしながら実際のお客様と話していく中で「Webデザイン」のようなキーワードを狙っていって、結果を出せない人があまりにも多いのが現実なんです。
私も経験則から、キーワードを見ればそのキーワードを検索する人の検索意図が何となくわかるんですが、普段そのようなことを意識して利用していない場合は結構難しいんですね。
そこで、成約につながるキーワードの探し方になるんですが、これが非常に簡単!
それは、「そのキーワードで実際にGoogleで検索してみる」という方法です。
「えっ!?そんなこと??」と思われる方も多いかと思いますが、GoogleやYahoo!は、検索者の検索意図を大変意識して検索結果を表示しています。
ですので、実際に検索をしてみて、自分が意図した検索結果が出てこなかったら、
・自分が想像した検索意図が世の中の人とズレている または
・そのキーワードに関する情報がそもそもまだ世の中に少ない
そのどちらかなんです。たいていは前者のケースが多いです(業界が長い人ほどこのケースに落ちている人が多いです)
その場合は、検索結果画面の下部に「◯◯に関連する検索キーワード」として表示された「サジェストキーワード」を参考に、もう一度狙われるキーワードを再考してみてください。
サイトを公開してからしばらく時間がたっている場合や、ターゲットとする顧客が来ていないなという場合は狙っている検索キーワードが違う場合があります。また時代の流れとともに変化している可能性も非常に多いです。
そのような場合は再調査をしてみて、現在のビジネスとマッチするキーワードの再設定をおすすめします。
(※1)googleキーワードツールをまずは活用して自社のビジネスに関するキーワード情報を集めてみましょう。
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
ある程度キーワードの絞込ができたら少しお金がかかりますがそのキーワードでリスティング広告を出してみるのが、一番確実に検証できる方法です。
ぜひチャレンジされてみて下さい。