〜L-Planningの働き方改革(2)時間コストの削減・多様化〜
L-planningの筒井です。
前回は、〜L-Planningの働き方改革(1)長時間労働の削減に向けて〜というテーマで弊社の取り組みをご紹介しました。
今回も引き続き、働き方改革に関する弊社の取り組みを一部ご紹介したいと思います。
「どこでも仕事ができる」を最大限に生かす
前回は、打ち合わせやミーティングの移動時間を削減するため、会議専用の大型ディスプレイを取り入れたお話をさせていただきました。
会社としての設備はひとつ整えたところで、次はスタッフ個人個人の環境作りです。
- スタッフ全員が同じ時間に会社に来て、デスクトップパソコンで仕事をする。
この「当たり前」を見直すためにはじめたのは、「リモートワークの推進」「変形時間労働」です。
前回お話しした会議専用大型ディスプレイの導入も、このリモートワーク推進の一部でもあります。
2019年2月、企業訪問させていただいたサイボウズ社では、リモートワークや在宅勤務が当たり前のように取り入れられています。
地方ではあまり聞きませんが、東京では「朝の満員電車」や「通勤時間帯の大混雑」は深刻な問題です。これらを解消・回避するために通勤時間をずらしたり、在宅勤務やリモートワークを積極的に取り入れている企業が数多くあるのです。
地方の中小企業であるL-Planningも、リモートワークや変形時間労働を取り入れるメリットはあると考え、まずこれまで使っていたデスクトップ型パソコンを廃棄し、スタッフ全員にハイスペックのノートパソコンを支給しました。
スタッフは毎日、このノートパソコンを持ってお客様のところへ伺い、家にも持ち帰っています。
家でも会社でも喫茶店でも同じ環境のパソコンで仕事ができるようになったことで、以下のようなメリットが生まれました。
- 通勤&帰宅時間の削減(スタッフの負担軽減)
- 会社という場所に縛られず、それぞれ集中できる好きな環境で力を発揮できる。
- 子どもの学校行事や家族の病気など、さまざまな事情にも柔軟に対応できる。
- 自分の体調を考慮しながら、自宅や会社で好きに仕事ができる。
- 出張中でも、ちょっとした隙間時間で仕事ができる。
もう少し細かいことをいうと、お客様との打ち合わせのために、デスクトップで準備した資料をノートパソコンに移す手間。お客様のところでノートパソコンに入力したデータをデスクトップに移す手間など、ちょっとした時間が削減されたとスタッフからも喜びの声が上がっています。
何はともあれ、「社員ファースト」でありたい。
実は私には、創業当時から「社員ファースト」という言葉が深く胸の中に根付いていました。
「効率的で、働きやすい環境を整えたい。」
「仕事もプライベートも活き活きと楽しめる会社にしたい。」
このように、スタッフのワークライフバランスについてずっと考えていました。
しかし創業して数年間は既婚者や子育て世代が少なく、「制度を先に作っても仕方ない」と思っていたことも確かです。
それから時間が経ち、社内にも既婚者や子育て世代が増えてきました。
現在、出産・育児休暇はもちろんのこと、復帰後の働き方も視野に入れ、「社員ファーストの会社」であるための制度を整備しています。
「子供が小さいから、仕事を変えないといけない」
「会社に制度がないから、結婚したら仕事を辞めないといけない」
どの業界でも、仕事と家庭の両立に悩んでいる女性が多くいます。
制度がないばかりに、能力のある人が本来の力を発揮できないのは、社会にとって大きな損失です。
ただ、私が会社の制度を整備しようと思ったのは、「既婚者・子育て世代の増加」だけが理由ではありません。
例えばスタッフ自身の健康状態であったり、家族の介護が必要だったりと、人が増えれば増えるほどスタッフが抱える事情はさまざまです。
本当の意味での「社員ファースト」を目指すには、ひとりひとりのニーズに対応できるように、これからも働き方を柔軟に変えていく必要があると実感しています。
L-Planningの働き方改革への取り組み。
次回は、
〜L-Planningの働き方改革(3)スタッフの感想〜に続きます。