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HP制作のプロが教える
Web担当者向けHP制作のコツ

ホームページ制作
 

集客に強く、結果が出せるホームページ制作とその方法について

ローカルビジネスを行う中小企業の集客と利益最大化を目的とする
ホームページ制作会社 L-planningです。

ホームページは、企業や個人のブランディングに欠かせない要素です。

そのため、集客力の高いホームページを作成することは非常に重要です。ここでは、集客に強いホームページの作り方や、その具体的な方法などについて解説します。

 

 

ホームページに必要なコンテンツ

「ホームページを作りたい!」と思ったとき、どのようなコンテンツが必要になるでしょうか。

企業で制作されている一般的なホームページは、以下のページで構成されています。

 

1. トップページ

ホームページの入り口であり、訪問者に会社やサイトの概要を伝え、各ページへ誘導するページです。
サイト全体の印象を与える重要な役割があります。トップページは、訪問者にサイトの趣旨や目的を伝え、ナビゲーションを提供することが期待されます。またトップページは訪問者の興味を引き、サイト内のコンテンツにアクセスするためのリンクを提供します。

 

2. 会社概要

企業に関する情報を提供するページです。
会社概要は、企業の沿革やビジョン、業務内容、所在地や連絡先などを掲載し、訪問者に企業に対する理解を深めることが期待されます。ただ会社の情報を提供するだけではなく、信頼性向上のための情報提供の役割もあります

実際にアクセスされることが多いページなので、必要な情報はしっかり載せていきましょう。

 

3. お問合せフォーム

訪問者からのお問い合わせを受け付けるフォームで、問い合わせ内容や連絡先を入力して送信することができます。訪問者の質問や問題に迅速に回答するために設けられることが多く、ビジネスのコンタクト先としても重要な役割を果たします。

 

4. サービス紹介ページ

会社が提供しているサービスや商品の詳細な説明や特徴、価格などを掲載するページです。このページは、訪問者に対して、企業がどのようなサービスを提供しているのかを明確に伝える役割を果たします

また、訪問者が自社のニーズに合うかどうかを判断するための材料として利用されることもあります。さらに、サービスの提供内容や特徴に関する詳細な説明を提供することで、訪問者の理解を深め、信頼性を高めることも期待されます。

 

5. 特徴(強み)ページ

特徴ページの目的は、自社の商品・サービスがどのような特徴を持っているかを伝えることです。具体的にどのような情報を伝えたいのかを明確にし、ページの構成を考えます。会社や商品・サービスの特長を伝え、他社との差別化ポイントや強みなどを詳しく説明します。訪問者が自社の商品やサービスに興味を持った際に、他社との比較検討の材料として利用されることもあります。

 

上記1〜5があれば充分というわけではありません。

必要に応じて「お客様の声」「インタビュー」「よくある質問」などコンテンツを制作し、ホームページを充実させていきます。

大事なのは、顧客(ターゲット)がどんな情報を求めているか。

顧客(ターゲット)が求める情報に合わせ、効果的なコンテンツを制作していきます。

 

 集客に強いホームページの作り方

特徴(強み)ページを作成する際には、以下のようなステップがあります。

 

顧客のニーズを把握する(Customer Insight)

顧客がどのようなニーズや課題を抱えているのかを理解することが重要です。そのためには、顧客とのコミュニケーションやマーケティングリサーチを通じて、顧客の本当のニーズを把握する必要があります。

 

競合他社の分析(Competitive Analysis)

自社の競合他社のサービスや商品を分析することで、自社の強みや差別化ポイントを明確にすることができます。このステップでは、競合他社の特徴や価値提供点、顧客満足度などを調査します。

 

自社の強みを明確化する(Core Competence)

顧客のニーズと競合他社の分析から、自社が提供できる独自の強みを明確化します。自社の強みは、製品やサービス、技術、ブランド力など様々な要素によって構成されることがあります。

 

分析結果を特徴(強み)ページに落とし込む(Communication)

明確化した自社の強みを特徴(強み)ページに反映させます。このページでは、顧客が抱える課題やニーズと自社の強みをリンクさせ、顧客にとっての価値を提供するようなコンテンツを作成します。

また、わかりやすく魅力的なデザインや写真を使用することで、訪問者の興味を引き、情報の吸収を促進します。

 

ホームページ作成においては「3C」や「Basics」と呼ばれるフレームワークが活用されます。これはマーケティングの基本的な考え方の一つです。

 

・3C

カスタマー(Customer)、コンペティター(Competitor)、カンパニー(Company)の頭文字をとった言葉です。
これらの要素を分析することで、自社の強みを明確化し、競合優位性を確立することができます。

 

・Basics

商品、価格、販売促進、流通の4つの要素からなるマーケティングの基本的な考え方です。これらの要素を組み合わせ、顧客のニーズに合わせた商品を提供することが重要です。

 

 

ありがちな失敗例「企業が伝えたいこと」ばかりを出しすぎる

やってしまいがちな失敗として、自社の強みや提供する情報が「企業が伝えたいもの」ばかりが先行し、顧客が求める情報に一致したホームページになっていないという例です。

ホームページの訪問者は「自分の求める情報がない」「自分の課題を解決してくれるサービスではない」と判断し、他社との違いがわからないまま離脱してしまいます。

 

このような失敗を防ぐためには、顧客のニーズや問題点に合わせた言葉遣いを心がける必要があります。企業が主張したいことよりも、顧客が探している情報やサービスに焦点を当てることが大切です。

例えば、顧客が検索するキーワードや問い合わせる内容を分析し、それに合ったキャッチコピーや文章を作成することが重要です。

また自社の提供するサービスや商品の特徴を伝えるだけでなく、それが顧客にどのようなメリットを提供するのか、どのような問題を解決できるのかを明確に伝えていきます。

 

もちろん「想いを伝える」ことは大事ですが、ホームページ集客に成功するためには、顧客に合わせた言葉遣いや情報の提供が必要不可欠な要素です。

 

代表的なホームページの集客方法

 

  1.  
    • SEO対策
    • SNS活用
    • コンテンツマーケティング
    • Web広告運用

SEO対策

SEO(Search Engine Optimization)対策は、検索エンジン(Google、Yahooなど)の上位表示を目指し、自然な方法での集客を狙う方法です。

 

特徴:

コンテンツに対して適切なキーワードを使用することで、検索エンジンからの流入を増やすことができます。

長期的な効果が期待できます。

 

メリット:

検索エンジンからのアクセス数が増えるため、質の高いユーザーを獲得できます。

広告費をかけずにアクセス数を増やせるため、コストパフォーマンスが高いです。

 

デメリット:

競合が多いため、上位表示するためには長期間かかることがあります。適切なキーワードを選ぶことが難しく、思ったように上位表示できない場合もあります。

 

 

SNS活用

SNS(ソーシャルネットワークサービス)活用は、自社の情報をSNSに投稿することで、フォロワーからのシェアや拡散を目指す方法です。

 

特徴:

ターゲットに合わせたSNSを選択することで、有益な情報を提供することができます。

直接顧客とコミュニケーションをとることができます。

 

メリット:

シェアや拡散によって、多数の人にアピールできます。アクセス数が増えるため、商品・サービスの認知度を高めることができます。

 

デメリット:

SNSによって適したコンテンツが異なるため、適切なコンテンツを提供することが難しい場合があります。

顧客とのコミュニケーションに時間がかかることがあります。

 

 

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは企業やブランドがターゲットとするユーザーに対して、役立つ情報やエンターテインメント性の高いコンテンツを提供し、信頼関係を築きながら商品やサービスを販売するマーケティング手法です。

 

メリット:

長期的な視野での集客が可能であり、定期的なコンテンツ提供によって、ファンを獲得することができます。

情報や知識を提供することに重点を置くため、シェアされたり、リンクされたりすることによって、自然な形でバイラル効果が発生しやすくなります。

 

デメリット:

質の高いコンテンツを定期的に提供するためには、コストや時間がかける必要があります。

販売目的を直接アピールしないコンテンツの提供が目的になりやすいため、商品やサービス自体が十分にアピールされず、売上げが伸びにくかったり成果が見えにくかったりと、効果判定が難しい点もあります。

 

 

Web広告運用

Web広告運用とは、インターネット上に掲載される広告を効果的に運用することで、ターゲットユーザーへの認知や集客を目的としたマーケティング手法です。

 

メリット

視認性やクリック数、コンバージョン数などが明確に把握できるため、効果測定が可能です。配信する広告形式によっては、訴求力が高く、クリック率が上がりやすいです。
リターゲティングなどのターゲティング広告を利用することで、効率的にターゲット層へリーチできます。

 

デメリット

ユーザーからの広告に対する抵抗感がある場合があります。 特に近年、この傾向が強まりつつあります。

またクリック課金型の広告であるため、広告掲載費用が高額になる場合があります。 広告に対する競合が激化しているため、効果的に運用するためには高い知識と技術が必要です。

 

ホームページ集客方法の選び方

 

目的に合った方法を選ぶ

集客目的やターゲット層、商品・サービスの特徴などに応じて、最適な集客方法を選択することが重要です。

 

予算やリソースに合わせる

集客には費用や時間、人的リソースが必要です。予算や社内のリソース状況に合わせて、最適な集客方法を選ぶようにしましょう。

 

定期的な評価と改善

集客方法の効果は継続的に評価し、改善する必要があります。定期的な分析や改善策の検討を行い、集客方法を最適化していくことが重要です。

 

複数の方法を組み合わせる

単一の集客方法に依存せず、複数の集客方法を組み合わせることで、より効果的な集客が可能になります。


ホームページ集客は、上記のように様々な方法が存在します。ホームページでの集客を成功させるためには、事業に適した集客方法を選定することが重要です。

集客方法の選定に際しては、まず現状のターゲット層や競合を分析し、それに応じて最適な集客方法を選びましょう。

 

まずは、SEO対策を行いましょう。検索エンジンでの上位表示が目指せるよう、キーワード選定やコンテンツ最適化、内部・外部リンクの強化を行っていくことが大切です。

特に、競合と差別化できるキーワードを選ぶことで、狙いやすい集客が可能になります。次に、SNSを活用した集客も効果的です。

 

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSプラットフォームを利用し、ターゲット層に合わせた情報発信を行うことで、効率的に集客できます。またメールマーケティングも有効です。メールリストの構築を行い、定期的な情報提供やキャンペーンのご案内をすることで、リピート顧客を獲得しやすくなります。コンテンツマーケティングもお勧めです。

ブログや動画などのコンテンツを提供し、ユーザーに価値を感じてもらうことで、信頼関係を築き、集客効果が期待できます。

 

効果測定を行いながら、戦略の見直しや改善を行っていくことが、持続的な集客につながります。どの方法も一度に実行するのが難しい場合は、ひとつひとつ集客方法を試して効果を確認しながら進めることがお勧めです。

 

 

集客に強いホームページ制作の8つのステップ

  • 1. 目的の明確化
  • 2. ターゲットの明確化

  • 3. コンセプト作成

  • 4. キーワードの絞り込み

  • 5. ページ設計

  • 6. コンテンツ作成

  • 7. SEO対策

  • 8. アクセス解析と改善

目的の明確化:

ホームページの制作目的や目標を明確にし、制作の方向性を決めることが大切です。具体的な数字や期限を設定して、計画を立てましょう。

 

ターゲットの明確化:

どのような人に向けてホームページを作るのか、目的に合わせたターゲットを設定します。そのターゲットに合わせて、デザインやコンテンツ、キーワードを選びましょう。

 

コンセプト作成:

ホームページの特徴や差別化ポイントを明確にし、コンセプトを作ります。ターゲットに合わせた訴求力のあるデザインやコンテンツを考えましょう。

 

キーワードの絞り込み:

ターゲットに合わせたキーワードを絞り込み、SEO対策をするための基礎を作ります。また、キーワードに合わせたページ設計を行います。

 

ページ設計:

目的やターゲット、キーワードを考慮し、ホームページの全体的な構成を設計します。ページの役割や目的に合わせたページ数や階層構造を設計しましょう。

 

コンテンツ作成:

設計に基づいて、ページごとに必要なコンテンツを作成します。ターゲットに合わせた訴求力のある文章や画像、動画を用意しましょう。

 

SEO対策:

キーワードを含めたタイトルや文章、メタデータなどを適切に設定し、SEO対策を行います。また、内部リンクや外部リンクの設定も行いましょう。

 

アクセス解析と改善:

設定した目的や目標に合わせて、アクセス解析を行いホームページの改善点を把握します。その結果に基づいて、コンテンツの改善やSEO対策の見直しを行いましょう。

 

ホームページ運用でのコスト削減

クラウドサービスの利用

自社でサーバーを用意すると運用コストが高くなりますが、クラウドサービスを利用することで必要な時に必要な分だけ使用することができます。

 

オープンソースソフトウェアの利用

CMSやECサイトなどにはオープンソースソフトウェアがあり、これを利用することで、ライセンス料を削減できます。

 

ホームページ更新の効率化

更新作業を効率的に行うことで時間とコストを削減することができます。CMSの利用や自動化ツールの導入などが有効です。

 

マーケティングツールの活用

SEO対策やアクセス解析、メールマーケティングなどに使用するツールを活用することで、効果的な集客ができます。

 

コンテンツ制作のアウトソーシング

専門的な知識や技術が必要な場合は、コンテンツ制作をアウトソーシングすることで、運用コストを削減できます。

コスト削減は大切ですが、そこにこだわりすぎるとデザインやコンテンツの質が低下し、結果的に集客効果が低くなってしまいます。

コストと同じくらい重要なのは、どこにどれだけお金をかけるべきかを考えることです。最適なコスト配分を行い、良いホームページを作り上げましょう。

 

まとめ:

集客に強いホームページ制作は、緻密な計画と適切な方法を用いることで効果を発揮します。上記のポイントを押さえたホームページ制作を行い、企業や個人の目的に合わせた集客力を高めていきましょう。

どの方法も一度に実行するのが難しい場合は、ひとつひとつ集客方法を試して効果を確認しながら進めることがお勧めです。

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