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DTP制作実績
 

色じゃない色

ローカルビジネスを行う中小企業の集客と利益最大化を目的とする
ホームページ制作会社 L-planningです。

 

 

突然ですが好きな色ってなんですか?

 

情熱の赤、クールな印象の青、ハツラツと元気を感じるオレンジや黄色などなど、色によって印象って凄く変化しますよね。

来てる服や靴の色、髪や紙の色….、日本人と外国人とでは瞳の色などでも全然印象が違いますよね(青い瞳と高身長でウハウハ言わせる人生を生きてみたかった….)
某アイドル事務所のグループなどはメンバーにそれぞれイメージカラーがあって雰囲気作りとかしてるって見たことがあります(ジャニオt…..)

 

 

という話は置いといて….

 

今回は以前HPを制作させていただいたTMHさまのパンフレットを紹介させていただきます。
エルプラは基本的にはHPなどWEB媒体を主とした制作を行っていますが、イメージの統一感や一体感などブレないように名刺、パンフレット、パッケージ、その他販促ツールのグラフィックデザインも行っています。

 

東京で行われる採用イベントでの配布物として会社案内も兼ねたパンフレットが必要。
とのことで採用サイトのデザインを踏襲してパンフレットのデザインに落とし込みました。
採用のWEBサイトが黒を背景に元気さや情熱を感じさせるアクティブな色使いをテーマにしていたのでパンフレットもアクティブな雰囲気を感じられるデザインをテーマとしました。ただWEBはモニター越しでデザインを見るため発色が良く、鮮やかに感じます。紙になると同じ赤などでも少しくすんで見えてしまい、アクティブさが薄れてしまいます。

そこで背景の黒の種類でコントラストを付けアクティブさを出していこうとしました。

 

 

 

 

黒という色について

 

好きな色は?という最初の質問。
割と多い答えに「黒」や「白」と応える人が多いなと勝手に思っています。

洋服なども困ったら黒か白でコーディネートすればなんとなくまとまりますし、なにより洗練されてる感があってかっこいい!!!女性は凄くもともとの魅力をより引き出してくれる!(勝手に思ってる….オコチャマ)

 

オソノ「それ、とってもいいよ。黒は女を美しく見せるんだから」

正義です!! by 魔女の宅急便

 

でも色彩学の話でいえば「黒」と「白」は正確には「色」ではないんです。(色彩学おまえちょっとオソノさんに謝れ、、、)

 

色は大きく「有彩色」と「無彩色」の2つに分類されていて、有彩色は色の三原色(赤、青、黄)とその中間色を混ぜて作り出され、明るさを変化させたもの。
これを「色」と定義します。(あくまで色彩学での話です。)

 

 

 

 

無彩色とは彩度と色相がないもので白、黒、灰色がこれに当たります。

有彩色は彩度、色相があるので他に影響を与えやすく表現の幅が広がります。
一方無彩色は彩度、色相がないので明度だけを調整してするしかありません。
つまり有彩色はカラーテレビ、無彩色はモノクロテレビ(見たことはありません!)といった印象の差です。

 

 

彩度….色の鮮やかさの事だと思っていて大丈夫です。
色相….中学生の時美術の授業で12色相環などあったの覚えてますか?こんなやつです!

 

 

 

緑みの青やらアカミノダイダイやらありましたよねっ!!!!!

いやぁ懐かしい〜

 

 

 

リッチブラックをパンフレットの背景に

 

今回のパンフレットには一見黒の背景を使っていますが、アクティブさを損なわないために「有彩色の黒」を作っています。
有彩色の黒、、、僕が勝手に作った言葉なんですが黒100%にその他の赤、青、黄を三色を少し混ぜて深みのある黒を感じられるようにしました。
これを「リッチブラック」と呼びます。

 

 

 

 

 

採用サイトが黒に赤を基調としているので、その赤を紙の印刷でモニターよりもくすんでしまうのを防ぐため、黒に混ぜる赤、青、黄の割合を変化させながらより全体のデザインに馴染みアクセントカラーである赤が活きる黒を探していきました。結果、赤の反対色の青を強めにし、青味のかかった黒をベースに置き相対的に赤のオブジェクトがアクセントとして立ち、アクティブさを感じさせることとしました。

 

できるだけHPのデザインから感じられるイメージを損なうことなく紙ならではの風合いなどを感じさせることができたのかなと思います。

 

 

 

ちなみに….僕は黒が好きです!

 

色は色々ありますが(…..)黒だから暗い印象ではなく、黒が与える凛として他の影響を受けない確固たる決意のようなものを個人的には感じています。
墨ベタで作られる活版印刷しかり、今回の様な黒だけどリッチさと深みのある鮮やかさを感じさせたり黒が作りだす人を引き寄せる引力のようなものに魅力を感じています。
(ブラックホールも黒だし)

 

みなさまも何か販促物などグラフィックデザインをお考えの際には、フルカラーの色だけではなく、黒の深みにも注目してみてみると表現したいイメージの幅が広がるかもしれません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TMHさまの採用サイトの実績についてはこちらのブログで詳しく紹介させていただいています!