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ホームページ制作のプロが教える
Web担当者向けHP制作のコツ
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AI活用ホームページ制作

AIを活用するホームページ制作会社(1)|AI活用vs従来型 制作会社の基本的な違い

最近、ホームページ制作の世界で面白い変化が起きています。

AIの急速な進化によって、制作会社選びの基準が根本から変わろうとしているんです。

これまでホームページ制作会社を選ぶときって、「デザインがきれいか」「技術力はどうか」「実績や価格はどうか」といった点を重視していませんでしたか?

でも今、その判断軸では不十分になってきているんです。

なぜかというと、企業がホームページに求める役割そのものが変化しているから。

単なる「会社の看板」から、「ビジネス成長のエンジン」としての期待が高まっているんですね。

それに伴って、制作会社に求められる役割も「作る人」から「成長を支援するパートナー」へとシフトしています。

 

この記事では、AIを積極的に活用している制作会社と従来型の制作会社の違いを、事業成長への貢献度や業務効率化の観点から比較していきます。

単なるホームページ制作を超えた、事業成長まで見据えたパートナー選びの新基準をお伝えします。

事業成長を加速させるパートナー選びの新基準

思考プロセスの根本的な違い

まず驚くのが、両者の思考プロセスの違いです。

従来型の制作会社

「デザイン→コーディング→納品」という直線的なプロセスで進めます。

お客様の要望を聞いて、それに応じたデザインを作成し、コーディングして納品する。

シンプルで分かりやすい流れですね。

AI活用制作会社

「課題分析→戦略設計→実装→検証→改善」という循環型のプロセスを重視します。

お客様のビジネス課題を深く理解して、その解決に向けた戦略を設計。

AIツールを活用して効率的に実装し、データに基づいて検証と改善を繰り返していきます

 

この違いは単なる作業手順の違いではありません。

「何を最も大切にするか」という価値観の違いが表れているんです。

提案内容で見える価値観の違い

提案内容を見ると、その違いがより鮮明になります。

従来型の制作会社

「トレンドのデザイン」「スマホ対応」「使いやすい管理画面」など、ホームページそのものの品質に関する内容が中心です。

 

これらも確かに大切な要素ですが…

AI活用制作会社

「このホームページでどのようなビジネス成果を出すか」を起点に提案してきます。

「顧客獲得コストを30%削減しませんか?」「リピート率を向上させる仕組みを作りましょう」「業務効率化で人件費を削減できます」といった具合に、ビジネス指標の改善に直結する提案が特徴的です。

AIツールは、それらの成果を効率的に達成するための手段として位置づけられているんですね。

制作スピードと柔軟性の圧倒的な差

ここが特に面白いポイントです。

従来型の制作会社

多くの工程が人の手作業に依存しています。

そのため制作に時間がかかり、「ちょっとここを修正して」という要望にも、それなりの時間と費用が必要になります。

担当者のスケジュール次第で対応が遅れることも珍しくありません。

AI活用制作会社

デザイン生成、コード生成、コンテンツ作成などの工程でAIツールをフル活用。

制作スピードが大幅に向上し、修正や変更にも迅速に対応できます。

市場の変化や顧客のフィードバックに応じて、サイトを素早く進化させることが可能なんです。

 

この差は、特にスピード感が求められるビジネス環境では決定的な違いになります。

価格設定の考え方も大きく異なる

価格設定の考え方にも興味深い違いがあります。

従来型の制作会社

「投入する工数」に基づく価格設定が一般的。

デザイナーやエンジニアの作業時間、ページ数、機能の複雑さなどが価格を決定する要素です。

「この作業にこれだけの時間がかかるから、この価格」という考え方ですね。

AI活用制作会社

「提供する価値」に基づく価格設定の考え方が広がっています。

例えば「問い合わせ数20%増加」「売上向上による利益増」「業務効率化による工数削減」など、お客様が得られるビジネス成果に連動した料金体系を採用するケースも増えています。

これは、単なる「制作物」ではなく「ビジネス成果」を提供するという姿勢の現れなんです。

なるほど、と思いませんか?

 

4つの視点で比較する 従来型 vs AI活用制作会社

  従来型の制作会社 AI活用の制作会社
思考プロセス

– 「デザイン → コーディング → 納品」の直線型

– 要望をそのまま形にするシンプルな流れ

– 「課題分析 → 戦略設計 → 実装 → 検証 → 改善」の循環型

ビジネス課題を解決するためのプロセス

提案内容

– トレンドデザイン

– スマホ対応

– 管理画面の使いやすさ

⇒ ホームページ自体の品質を中心に提案

– 売上・利益・コスト削減を起点にした提案

– 「顧客獲得コスト30%削減しませんか?」

– 「リピート率を伸ばして利益を上げましょう」

AIは成果を出すための手段

制作スピード・柔軟性

– 人の手作業中心で時間がかかる

– 修正に時間とコスト

– 担当者のスケジュール次第で遅延も

– AIでデザイン・コード・文章を効率化

– 修正や改善もスピーディ

– 市場や顧客の変化にすぐ対応

価格の考え方

– 工数ベース(作業時間・ページ数・機能の複雑さ)

– 「この作業にこれだけ時間がかかるからこの価格」

– 成果ベース(売上アップ・コスト削減・業務効率化)

– 「提供価値に応じた価格」

第2回予告

次回は、制作プロセスの具体的な違いと、それが業務効率化提案にどのような影響を与えるかについて詳しく解説します。

企画・設計から開発、テスト・改善まで、各段階でのAI活用がもたらす驚くべき変化をお伝えします。

第2回もお楽しみに!

 

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