スライス生チョコレートという、カタチを変えることで広がった商品の可能性
ここ最近、ブルボンから発売されているスライスチーズのようなチョコレート「ブルボン スライス生チョコレート」がネットで話題になっています。
どういうものかという説明も不要ですが、要するにあのスライスチーズの中身が生チョコになっています。
ブルボンのブランドサイトを見ると、パンにのせて焼いたり、スポンジ生地で巻いてロールケーキにしたり、クレープと巻いたりして使う、バラの形にデコレーションしたりとレシピが紹介されています。
シート状で加工が簡単、しかも塊でない分溶けやすいので、クッキーの型やナイフで切り抜くとキャラ弁ならぬキャラパンケーキ、溶かして混ぜてお菓子の素材など使い勝手がすごく良さそうです。
ネットでのコメントも「ありそうでなかった」「便利そう」とみなさん目からウロコの様子。スライスチーズもチョコレートもこれまで散々見てきたはずなのに、チョコをスライスチーズのようにして使いやすくするとはまさに「その発想はなかった」という感じです。
スライスチーズのような新しいカタチにすることで、いままで難しかった「巻く」「包む」ということが簡単に出来るようになり新しい使い方が広がりました。
いま一人用鍋スープの素が売られていますが、これもカタチを変えて使いやすく便利にした商品ですよね。
ご家庭分ダバっと袋に入っていた鍋スープの素を、コーヒーのミルクのようなカタチで一人分ずつ小分けにし使いやすくして人気商品になりました。
キューブ型の商品もあるのですが、ポーションタイプだとすぐ混ざりすごく便利なので、僕のお昼ご飯ではこの商品が大活躍しています。
当たり前ですがカタチが変わるだけで利用シーンや使う人が全く変わりますよね。
お客さんの困り事をスタートして解決法を考えるのはもちろんですが、日頃から「これこんなカタチにしたらどうなるだろう」「これ色変えたらどうなるだろう」と逆順で考えてみると思わぬ発見があるかもしれませんね!