おばあちゃんの悩みを解消することでお母さんにも受け入れられた「孫育て」商品
大分のホームページ制作会社L-planningの首藤です。
最近は結婚しても親と同居するケースの方が少ないですが
実家の近くに住む「近居(きんきょ)」というのは結構多いそうです。
僕の姉も数年前に実家から徒歩2分のところに家を建てたのですが、
・親が何かあった時にすぐ駆けつけることが出来る
・親に子どもを見てもらいやすい
という理由で近くに住むことが多いのだそうです。
そういえばうちの姪っ子甥っ子も毎週末やってきて、ひとしきり暴れたあと清々しい顔で帰っていきます。
おじいちゃんおばあちゃんが孫の面倒を見ることが増え、
子育てならぬ「孫育て」が注目されてここ数年セミナーなども行われていますね。
すでに子育てをした実績のあるおじいちゃんおばあちゃんですが、
孫育てでは、子育てのあの頃にはなかった悩みもあるとか。
・首の座っていない赤ちゃんの抱っこは腕と腰にかなり効く
・お店でふとした瞬間に子どもが脱走して追いかけるのにものすごく体力を使う
・哺乳瓶の目盛りが見えなくてミルクの分量を間違える
体力のある若いころならなんとかなったけど、さすがにこの歳になるとキツイ・・とのこと。
僕は30代で相手は甥っ子姪っ子ですが、いやーわかりますその気持ち。
そんなおじいちゃんおばあちゃんをターゲットとしてその悩みを解消する商品を売りにしている企業が
先日紹介されているのを見ました。
BABAラボというサイトでは上記の悩みを助けるグッズが開発・販売されています。
例えば抱っこ布団。
細長い座布団のような布団なのですが、首の座らない赤ちゃんをこの布団に包んで抱っこすることで首周りもカバー出来、抱っこもしやすいというものです。
お客様の声を見ましたが皆さんかなり満足のご様子。
抱っこの交代のしやすい点や、おじいちゃんも安心して抱っこできる点もいいようです。
また、個人的に面白かったのが「しっぽトート」。
財布を取り出すときなどちょっとしたスキの脱走を防ぐため、「ちょっとここ持っててね」と持たせるかわいいしっぽがついています。子どもを楽しませつつ脱走を防ぐ優れもの。
また、「目盛りが大きな哺乳瓶」ももうすぐ発売なんだとか。
これについては言わずもがなですね。
おばあちゃんをターゲットに絞って開発を始めた商品たちですが、結果としておばあちゃんではない「お母さん」にも大きな反響をもらたしています。
「抱っこが辛い」「目盛りが見難い」というニーズを持っていたのはおばあちゃんだけではなかったし、もしかしたら人間だけでなく動物を飼育している人にも刺さるかも知れません。
ニーズを絞ることで全く同じではなくとも似たようなニーズを持っていた「これまでターゲットではなかった人」にも刺さるようになるんですね。
みなさんも「この人のこの悩みを解決したい!」と商品やサービスを初めれば思わぬところから新しいお客様が現れるかも!?