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「ビジネスを変えるゲームニクス」を読んでみました

ローカルビジネスを行う中小企業の集客と利益最大化を目的とする
ホームページ制作会社 L-planningです。

こんにちは。
大分のWeb制作会社、株式会社L-planningの首藤です。

先日「ビジネスを変えるゲームニクス」という本を読んだのですが、かなり面白い本でしたので今日はこの本の紹介をしたいと思います。

そもそも”ゲームニクス”ってなに?

僕もこんな言葉を知らなかったのですが、この本によると
”世界中の子供から大人までを魅了させてきた、日本のゲーム産業の「人を夢中にさせる方法論」”
ということらしく、この本の趣旨としては、
人を夢中にさせる2大要素
・「直感的」「本能的」に操作ができる
・複雑な内容を段階的に理解し、思わず夢中になる
を実現するテクニックを解説するというものです。

このテクニック・ノウハウをWebサイトを制作・構築する上で活かせるかなと思って読んでみました。

ページは全ページオールカラーで、
ゲームニクス理論5つの原則の
(1)直感的で快適なインターフェイス
(2)マニュアル不要の操作理解
(3)はまる演出
(4)段階的な学習効果
(5)リアルとバーチャルのリンク
について、それぞれ10〜40個くらい具体的なポイントを実在のゲームの一場面を例にしてかなり丁寧に解説してくれています。

例に挙がるゲームも「スーパーマリオ」や「パックマン」「パラッパラッパー」など有名なソフトなので、どういう場面の話をしているのかわかりやすいのもポイントです。

写真

↑かなり細かいポイントまで書いてあってわかりやすいです。

 

ゲームではないものに置き換えても使えそうな部分が多い

ポイントが具体的で、かつその狙いをわかりやすく書いているのでゲームでない分野での応用を考えやすいと思います。

例えば僕の場合でいうと、
「ヘルプメニューの種類と工夫」の部分では、ユーザーにヘルプの情報を与える場合の見せ方、レイアウトパターンとそれぞれに適している状況、アイコンについてなどの説明がされており、メールフォームやその他ユーザーが操作をする場面でどう見せたら良いかを考えるときの参考になります。
また、「4ステージを基本構成にする」というポイントでは、人の集中力の限界によるステージクリアまでのプレイ時間の目安が書かれているので、サイトやページ構成、文章量などに置き換えて活かすことが出来そうです。

本の帯に
「”もてなし”の文化でAppleを超える アプリ、Web、教育、医療、電子機器に革新をもたらすゲーム制作のノウハウとは」
と書いてあるとおり、ゲームのUI・UXの考え方を取り入れることはどんな分野でも役に立つことが多そうです。

当然Webだけではなく、商品開発、お客様への冊子、商品紹介の動画などでも応用できる部分があると思いますので、多くの人の参考になるのではないかと思います。

興味がある方はぜひ読んでみてください!