レスポンシブWebのおハナシ#2
前回の記事で「レスポンシブWebデザインはいいことが多いよ」ということは軽く説明しましたが、今回はより具体的なポイントについて書きたいと思います。
◎レスポンシブのポイント
それぞれのページのURLが変わらない
見るデバイスによって見え方が変わるだけなのでURLは変わりません。
なので「いま見ているページを友達に見せたい」「URLをメールで送って会社のPCで見たい」などというような場合に「スマホ用サイトだからPCから見られない」といったことがなくなります。
ページの数が増えないのでテキストなどの修正やメンテナンス時のサイト全体の把握が容易
例えば誤字があったとき、1つのファイルを修正すればOKです。
これがPC、タブレット、スマホ用のページが別だった場合はそれぞれのファイルを修正しなければいけないので、メンテナンスが大変になります。
レイアウトや機能の自由度は低い
1つのファイルの見た目だけを変えるので、レイアウトや機能的にもある程度制約が出てきます。
PC、スマホそれぞれのページを作るなら出来たはずのことがレスポンシブだから出来ないことも往々にしてあります。
レスポンシブは「同じ内容のページをそれぞれのデバイスで見やすく表示させたい」というケースの場合、とても理想的です。
ですが、それぞれのデバイスごとにやりたいことが変わる場合はこのレスポンシブWebデザインは採用できません。
なぜなら「同じページの見え方が変わる」だけだからです。
ですので、見ているデバイス(シチュエーション)によって情報を合わせたい場合は「別サイト」、
同じ情報を見やすくしたいのであれば「レスポンシブ」と、
目的にあわせてうまく活用していきましょう。