「特徴・こだわり」は“◯◯“を明示すると伝わる
自社商品の特徴やこだわりを伝えていきたのだけれども、それを直接伝えても
ただの自慢に終わって、お客様になかなか伝わらないモノですよね。
そんな時、大手スーパーの売場にて見つけた
キリンビールさんの広告popは、参考になります。
キリンビールの担当者さんが一番伝えたい「特徴・こだわり」は、
右下にある「うまさにこだわると、一番搾り製法になる。」ではないかなと思います。
それをそのまま最初にドーーンっと伝えられてもお客様の頭には入ってきません。
(「だから何?」とただの自慢のアピールに終わってしまう・・・)
そこで、
「じつは・・・ふつうのビールは△△なんです、そこで当社は◯◯にこだわっています」と
比較対象をいれてあげると、お客様の頭の中に「差」が明確にわかり、さらに判断基準も生まれて・・・
「へぇ〜そうだったんだ。だったら今日はいつものスーパードライ(アサヒ)じゃなくて、キリンを久しぶりに試してみるかなぁ」と「特徴・こだわり」がスッと頭に入ってきて、手にとってしまうんですね。
また、「じつは」という文字を大きく目立たせているのもポイントですね!
どんなに優れたPOPを作っても、そもそも「目線」を止めてもらえないと読んでくれません。
だから、意図的に「じつは、」と大きくすることで、「目線」を釘付けにさせて、読んでもらいたい広告内容を伝えるという仕組みが出来上がっています。
「じつは、」という表現も、目に入ったお客様に「え?何だろう?」と気持ちにさせる効果を生みますので、とても計算しつくされたPOP広告ですね。
ぜひ、自社の「特徴・こだわり」を伝えたい場合は、ストレート伝えるのではなく、過去の製品、他社製品(※固有名は出さずに)などとの「差」を明確にして、伝えてみましょう!