TOTOさんのユニークな営業方法に学なぶ「売るコツ」
トイレで知られるTOTOさんが飲食店向けにユニークな営業方法を展開。
どんな営業方法かと言うと・・・
独自で20〜60代の女性に2000人の方に、飲食店のトイレに関するアンケートをとり
アンケートデータを元に、飲食店オーナー様へトイレ対策を喚起させ、ショールムームに来てもらい、
比較的狭い飲食店のトイレを再現したコーナーで、有効なスペースの活用方法などを体験してもらい・・・そして提案する。
アンケートの結果からは、
「飲食店のトイレが汚いとどのように感じるか」という質問に対して、
全体の82・3%が「お店のイメージが悪くなる」と回答。
さらに56・6%が「料理や雰囲気のレベルが同じなら他の店に行こうと思う」と回答。
また女性の7割以上が飲食店での男女兼用のトイレを不快に思っていると回答。
さて、ここから見えてくる中小企業で活かす販促のヒントとは?
アンケートデータやショールームなんて、大手ならでは手段ですよね。
では、この事例から中小企業の私たちは、何を学ぶべきでしょうか。
私の見解ですが、
「クライアント」の先の「お客様」の「問題解決」する。と「売れる」ということだと思います。
つまり、TOTO→飲食店 だと・・・
・節水効果の高いトイレですよ。(経費削減になりますよ)
・最新のトイレは、自動でふたが開いたり閉まったりしますよ。
・掃除も楽ですよ。
みたいな提案になり、いくらTOTOさんでも「うちには、そんな機能は必要ないよ!」と
飲食店オーナーさんに一蹴されると思います。
でも、「クライアント」の先の「お客様」の「問題解決」すると・・・
TOTO→飲食店→来店客 ←ここの悩み解決を提案する
・飲食店のトイレが汚いと82・3%が「お店のイメージが悪くなる」と応えていますよ。
・さらに、その中の56・6%が「料理や雰囲気のレベルが同じなら他の店に行こうと思う」と回答。
・女性の方は、7割以上が飲食店での男女兼用のトイレを不快に思っているんです!
と提案して、集客対策にトイレが大事なんです!
ですので、トイレには・・・
と伝えることで、「まったく意識してなかったけどそうなのかぁ・・・」
飲食店オーナーさんも聞く耳をもってくれるはずです。その後に、節水効果で経費削減なども加えていけば・・・売れるわけですね。
この考え方・視点の持ち方は、今日からでも出来るはずです。
「自社が相手にしているクライアント様のそのお客様の「問題解決」をしよう」
次号では、「私のところは直接お客様に売っていて、その方が最終消費者だよ。」といった場合はどうするか?
を考えてみたいと思います。